Calendar
<< April 2024 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>

FOMAでジャケット写真入りの音楽を聴くために【実戦編1】

それでは、実際にFOMA用にジャケ写入り音楽ファイルをつくったサンプルを紹介します。今回はLOVE PSYCHEDELICOのノスタルジック'69を素材としました。

■完成品

これが出来上がりのファイルです(全てを載せると問題があるので曲は途中まででカットしてあります) このファイルを作成するために用意したファイルを説明していきます。

■jpgGen.ini

#一般設定
[General]
outputHeight=240
outputWidth=320
imageFile=default
x=0
y=215
height=25
width=320
font=MS Pゴシック
size=16
style=Bold
align=Center
fgColor1=White
fgColor2=White
fgGradation=none
bgColor1=none
bgColor2=none
bgGradation=none

#mp3 ID3 ver1タグ用の設定

#ALBUM名に関するConfig
[Album]
show=no
x=0
y=0
height=21
width=320
font=MS Pゴシック
size=12
style=Regular
align=Left
fgColor1=LightGreen
fgColor2=White
fgGradation=none
bgFill=no
bgColor1=white
bgColor2=red
bgGradation=none

#Artist名に関するConfig
[Artist]
show=no
x=0
y=18
height=21
width=320
font=MS Pゴシック
size=12
style=Regular
align=Right
fgColor1=LightCyan
fgColor2=Skyblue
fgGradation=Virtical
bgFill=no
bgColor1=white
bgColor2=red
bgGradation=horizontal

#Title(曲名)に関するConfig
[Title]
show=yes
x=0
y=220
height=24
width=320
font=HGPゴシックE
size=14
style=Bold
align=Center
fgColor1=White
fgColor2=White
fgGradation=none
bgFill=yes
bgColor1=Black
bgColor2=Black
bgGradation=none
まずは今回のjpgGen.iniの中身です。初期値から変更した部分については赤字にしてあります。
ジャケ写の方にアルバム名、アーティスト名が入っているので、[Album]および[Artist]セクションでは show=no を指定して非表示にしています。
曲名([Title]セクション)については、ジャケ写の下端に曲名が表示されるように x y height widthを調整しています。fontは、もとのジャケ写のフォントに似たHGPゴシックEを指定しています。文字色もジャケ写に合わせて、背景を黒、文字色を白にしています。

■ジャケット写真

jacket.jpg これが今回のjacket.jpgです。元のジャケ写は正方形でしたので、お絵かきソフトでちょこちょこっと直して320x240のサイズにしてあります。

■おすすめ

←LOVE PSYCHEDELICOのベストアルバムです。デリコ初心者の方はまずこれを聴いてみて下さい  ←LOVE PSYCHEDELICOの1stアルバム。1stアルバムなのに THE GREATEST HITS というアルバム名がいけています。荒削りな、でもデリコらしい音楽満載です
FOMAでジャケ写音楽 | comments (0) | trackbacks (0)

FOMAでジャケット写真入りの音楽を聴くために【基本編】

以下は【導入編】で各プログラムのインストールが完了していることを前提に話します。

■ジャケット写真の用意


 ジャケット写真をjpgで用意します。出来上がり時には横320ピクセル×縦240ピクセルになりますので、あらかじめその大きさで用意すると綺麗に仕上がります。
 それ以外の大きさ用意した場合、勝手に拡大縮小しますが、縦横比を維持しませんので横に伸びたり、縦に伸びたりしちゃいます。

■jpgGen.iniの用意


 ジャケ写上に曲名などを書き込むのですが、その曲名などを書く場所や字の大きさ、字の色などをjpgGen.iniファイルで細かく指定できます
 jpgGen.iniファイルは「ここをクリックして」ダウンロードして下さい

■mp3 ID3タグを編集する


 用意した音楽ファイルがmp3形式の場合、ID3タグを編集することで、より細かな情報を表示できます。ただし、ID3はVer1のみ対応しています。Ver2で書き込んでも表示できませんのであしからず。
 なお、ジャケ写上に表示できるタグは「アルバム」「アーティスト」「曲名」「トラック番号」です。

■変換の方法


 上で用意したファイルを同じフォルダに置きます。
 そのときジャケ写ファイルは「jacket.jpg」という名前にしておいて下さい。
 携帯動画変換君を起動し、音楽ファイルをドラッグ&ドロップすればジャケ写入り音楽ファイルの出来上がりです

■細かな設定


 曲名等の表示を細かく制御したい場合には、音楽ファイルと同じフォルダに置いたjpgGen.iniを編集します。
 jpgGen.iniには大きく分けて以下の4つのセクションがあります
 
  • [General]
  •  
  • [Album]
  •  
  • [Artist]
  •  
  • [Title]

  •  このうち[Album]、[Artist]、[Title]はmp3 ID3タグを表示する場合にのみ使用されます。
     ID3タグのないmp3ファイルや、m4a形式の音楽ファイルなどを変換する場合には、[General]の設定を利用してファイル名を表示します。
     各項目の設定は「項目名=値」という形式で行ないます。

    ■[General]で設定できること


     [General]では一般的な以下の項目を設定できます

    項目名内容初期値
    outputHeight出力ファイルの画像の大きさ(高さ)を設定します240
    outputWidth出力ファイルの画像の大きさ(幅)を設定します320
    imageFileジャケ写ファイルを指定します。defaultで音楽ファイルと同一フォルダのjacket.jpgが使用されますdefault


     ここから下の設定は「ID3タグがない場合」にのみファイル名を表示するために使用されます
    項目名内容初期値
    xファイル名を表示する横方向の場所です。左端が0となります0
    yファイル名を表示する縦方向の場所です。上端が0となります215
    heightファイル名を表示するエリアの高さです。大きくするとファイル名が長い場合に折り返して複数行で表示されます25
    heightファイル名を表示するエリアの幅です。320
    fontファイル名を表示するフォントですMS Pゴシック
    sizeファイル名を表示するフォントの大きさです16
    styleファイル名を表示するフォントの装飾です(詳しくは下の方の説明を見て下さい)Bold
    alignファイル名を表示する際の文字寄せを指定します(詳しくは下の方の説明を見て下さい)Center
    fgColor1文字色1です(詳しくは下の方の説明を見て下さい)White
    fgColor2文字色2です(詳しくは下の方の説明を見て下さい)White
    fgGradation文字色のグラデーション指定です(詳しくは下の方の説明を見て下さい)none
    bgColor1背景色1です(詳しくは下の方の説明を見て下さい)none
    bgColor2背景色2です(詳しくは下の方の説明を見て下さい)none
    bgGradation背景色のグラデーション指定です(詳しくは下の方の説明を見て下さい)none


    ■[Album][Artist][Title]で設定できること


     [Album][Artist][Title]ではID3タグの表示方法を設定できます。指定できる項目は3つのセクションとも同じです。
    項目名内容
    show当項目を表示するか否かを指定します(yesもしくはno)
    x当項目を表示する横方向の場所です。左端が0となります
    y当項目を表示する縦方向の場所です。上端が0となります
    height当項目を表示するエリアの高さです。大きくするとファイル名が長い場合に折り返して複数行で表示されます
    height当項目を表示するエリアの幅です。
    font当項目を表示するフォントです
    size当項目を表示するフォントの大きさです
    style当項目を表示するフォントの装飾です(詳しくは下の方の説明を見て下さい)
    align当項目を表示する際の文字寄せを指定します(詳しくは下の方の説明を見て下さい)
    fgColor1文字色1です(詳しくは下の方の説明を見て下さい)
    fgColor2文字色2です(詳しくは下の方の説明を見て下さい)
    fgGradation文字色のグラデーション指定です(詳しくは下の方の説明を見て下さい)
    bgFill背景を塗りつぶすかどうかを指定します(yesもしくはno)
    bgColor1背景色1です(詳しくは下の方の説明を見て下さい)
    bgColor2背景色2です(詳しくは下の方の説明を見て下さい)
    bgGradation背景色のグラデーション指定です(詳しくは下の方の説明を見て下さい)


    ■FONTに関する設定


    style

    Regular:通常のフォントを使用します

    Bold:太字を使用します

    Italic:斜体を使用します

    Strikeout:取消線付きフォントを使用します

    Underline:下線付きフォントを使用します

    Regular以外の指定は[Bold+Italic」のように組み合わせて指定可能です

    align

    Left:左寄せで表示します

    Center:センタリングで表示します

    Right:右寄せで表示します


    ■色に関する設定


    fgColor1,fgColor2,fgGradationは文字色の指定に、bgColor1,bgColor2,bgGradationは背景色の指定に使用します。
    Gradationを指定している場合には、Color1とColor2を利用してグラデーション化が行なわれます。指定していない場合にはColor1が描画色となります

    fgGradation, bgGradation

    Horizontal:水平方向のグラデーションです

    Vertical:垂直方向のグラデーションです

    None:グラデーションを使用しません


    Color関係で指定可能な色は以下の通りです
    ActiveBorderActiveCaptionActiveCaptionText
    AliceBlueAntiqueWhiteAppWorkspace
    AquaAquamarineAzure
    BeigeBisqueBlack
    BlanchedAlmondBlueBlueViolet
    BrownBurlyWoodCadetBlue
    ChartreuseChocolateControl
    ControlDarkControlDarkDarkControlLight
    ControlLightLightControlTextCoral
    CornsilkCrimsonCyan
    DarkBlueDarkCyanDarkGoldenrod
    DarkGrayDarkGreenDarkKhaki
    DarkMagentaDarkOliveGreenDarkOrange
    DarkOrchidDarkRedDarkSalmon
    DarkSeaGreenDarkSlateBlueDarkSlateGray
    DarkTurquoiseDarkVioletDeepPink
    DeepSkyBlueDesktopDimGray
    DodgerBlueFirebrickFloralWhite
    ForestGreenFuchsiaGainsboro
    GhostWhiteGoldGoldenrod
    GrayGrayTextGreen
    GreenYellowHighlightHighlightText
    HoneydewHotPinkHotTrack
    InactiveBorderInactiveCaptionInactiveCaptionText
    IndianRedIndigoInfo
    InfoTextIvoryKhaki
    LavenderLavenderBlushLawnGreen
    LemonChiffonLightBlueLightCoral
    LightCyanLightGoldenrodYellowLightGray
    LightGreenLightPinkLightSalmon
    LightSeaGreenLightSkyBlueLightSlateGray
    LightSteelBlueLightYellowLime
    LimeGreenLinenMagenta
    MaroonMediumAquamarineMediumBlue
    MediumOrchidMediumPurpleMediumSeaGreen
    MediumSlateBlueMediumSpringGreenMediumTurquoise
    MediumVioletRedMenuMenuText
    MidnightBlueMintCreamMistyRose
    MoccasinNavajoWhiteNavy
    OldLaceOliveOliveDrab
    OrangeOrangeRedOrchid
    PaleGoldenrodPaleGreenPaleTurquoise
    PaleVioletRedPapayaWhipPeachPuff
    PeruPinkPlum
    PowderBluePurpleRed
    RosyBrownRoyalBlueSaddleBrown
    SalmonSandyBrownScrollBar
    SeaGreenSeaShellSienna
    SilverSkyBlueSlateBlue
    SlateGraySnowSpringGreen
    SteelBlueTanTeal
    ThistleTomatoTransparent
    TurquoiseVioletWheat
    WhiteWhiteSmokeWindow
    WindowFrameWindowTextYellow
    YellowGreen
    FOMAでジャケ写音楽 | comments (5) | trackbacks (0)

    FOMAでジャケット写真入りの音楽を聴くために【導入編】

    FOMAをiPod代わりのミュージックプレイヤーにしている方も多くいらっしゃるかと思いますが、これはジャケ写入りの音楽ファイルをつくってFOMAで再生しちゃおうという計画です。

    ■まず手に入れる物


    ・携帯動画変換君(http://www.nurs.or.jp/~calcium/3gpp/index.html
    ・jpgGen(入手方法はあとで)
    ・適当な音楽ファイル(mp3とかm4aとか)

    ■jpgGenの入手方法


     以下のリンクからダウンロードして下さい。
     自分のPCに.NET Framework1.1が入っている人は「小さい方」
     入っていない人と分からない人は「大きい方」をダウンロードして下さい
     ダウンロード→小さい方
     ダウンロード→大きい方

    ■以前のVersionとの違い


     Windows95/98/Meに対応しました(Special Thanks asさん)
     jpgGen.iniファイルを使って細かな設定が可能になりました

    ■jpgGenのインストール


     ※jpgGenをインストールする前に携帯動画変換君をインストールしておいて下さい。
     ダウンロードしたjpgGenXXXX.zipを解凍すると、中にSetup.exeがありますのでこれをダブルクリックして実行します。




    実行するとこんな画面が出るので「次へ(N)」をクリックします。1.JPG
    この画面が表示されたら「参照(R)」ボタンをクリックし、携帯動画変換君がインストールされているディレクトリを選び、「次へ(N)」を押します2.JPG
    次にこの画面になりますので「次へ(N)」を押します3.JPG
    インストール中はこんな画面が出て、4.JPG
    この画面が出ればインストール完了です。「閉じる(C)」を押して下さい5.JPG

    ■基本の使い方


  • まずは携帯動画変換君のSetup.exeを実行します

  • 「機種別設定:3GPPファイル FOMA用設定」を選んで設定ボタンを押します
  • 6.JPG
  • 携帯動画変換君が起動しますので「【ジャケ写付き音楽】128kbps(ステレオ) 44.1KHz(サラウンド可能)」を選びます

  • 出力先ディレクトリを選択ボタンで選びます

  • 変換したい音楽ファイルを携帯動画変換君にドラッグ&ドロップします

  • 出力先ディレクトリに3gp形式に変換されたファイルができあがりますのでFOMAに転送して楽しんで下さい


  • ■ジャケット写真入り音楽ファイルの作り方


     導入編が長くなってしまったので、【基本編】で解説します

    ←FOMAをミュージックプレイヤーにするにはminiSD(機種によってはMemoryStickDUO)が必須です。とりあえず256MBは欲しいところ
    →PCでminiSDを直接読み書きするなら、こんな商品を。いざというときは「これ+miniSD」でUSBメモリの代役も可能だし
    FOMAでジャケ写音楽 | comments (5) | trackbacks (1)