非常に個人的なメモ。デジタル物とか、自作プログラムとか、映画とか。
SPACE BATTLESHIP ヤマト。いわゆるキムタク版ヤマトを観てきちゃいました。
マイケルジャクソンのTHIS IS ITは最高でしたが、それ以降観た映画がどれもいまいち。
ニコールキッドマンのNINE、2012、北野武のアウトレイジ、アンジェリーナジョリーのソルトと立て続けに期待外れで…
仕事も忙しかった事もあり、自然と映画館から遠ざかり気味でした。
そんな状態で何故かヤマト(笑)
キムタク、黒木メイサがTVに出まくってヤマトの宣伝をしているのに、デスラーの事が全く触れられていない。
順当に考えればデスラーは伊武雅刀以外ありえないのだか、ヤマトのホームページでもデスラーのキャストが明かされていない。
それが気になって気になって、映画館まで足を運んでしまいました。
で、観た感想。良かったです。ヤマト。
アニメ映画版の宇宙戦艦ヤマトを思い出しまくっちゃいました。ストーリーは大胆にアレンジしてあるのに原作の良さを失っていないし、セリフもアニメ版の名のゼリフはそのままでオールドファンは大喜びだと思います。
キャストもほぼイメージ通り。
森雪だけが、おとなしくもの静かなイメージの強い原作と、ちょっと勝ち気な感じの黒木メイサでキャラにギャップがありますが、映画内ではキャラクターがアレンジしてあり、上手くキャラがはまっていました。
あんまりかくとネタばれしちゃうのでこのへんにしておきますが、不満なところも多少ありますが、ヤマト世代には無条件に楽しめるんじゃないかなと思います。
「AVATAR、もう観た?」「アバター、凄いよ〜」などと、なぜかか周りからのプレッシャーが強いので、あまり観る予定はなかったのですが観に行ってしまいました。
3Dがすごいというので、IMAX 3Dシアターでの鑑賞です。平日のレイトショーにも関わらず、7割近いシートが埋まっていることに、まず驚きます。
先日観た「2012」の時にも思いましたが、最近の映画はどこまでが実写でどこからがCGか全然分からないですね。
クリーチャーやメカニックのデザインがものすごく良く出来ていて、空想の生物達にも関わらず、あたかも実在しているような気にさせられます。
しかも、最初はちょっと気持ち悪かったナビィ族のヒロインもだんだん可愛く見えてくるから不思議です。
ストーリーはありがちな感じですが、前半の色々な出来事が細かな伏線になっているのは、楽しめます。
3Dは自然な感じで、効果的に使われていますが、字幕版では字幕が常に前面に浮き出ており、必要以上に3Dである事を意識させられますし目も疲れます。
吹替の出来は不明ですが、字幕版にこだわりがなければ吹替板を観るのもいいと思います。
個人的なオススメはヘリコプターの女パイロット。格好良すぎですよ。
80年代、大学生だった僕らは毎週末10chでMTVを見ながら徹夜で麻雀をしていた。
MTVではたくさんのアーティストが彼らのパフォーマンスを競っていたが、最も輝いていたのはマイケルジャクソンだった。
THRILLERやBeat ItのPVが流れるたび麻雀の手をとめてTVに見入っていた。
先日そのマイケルジャクソンの突然の訃報があったが、自分の中でのマイケルジャクソンはもう過去の人であり、特別な感情を持つこともなく、そのニュースを受け止めていた。
それでも、マイケルジャクソンの最後のコンサートリハーサル風景を納めたこの映画に足を運んだのは、心の何処かに何か引っ掛かるものがあったからなのだろう。
映画はコンサートのリハーサル風景が淡々と流れて行くだけである。
しかしそこに映っているマイケルジャクソンが還らぬ人となっていることを意識した瞬間から、その映像がとても悲しく見えてきた。
自分の歴史の何処かにマイケルジャクソンがいる人には、お勧め。2週間の限定公開らしいので、お見逃しなく。