2008.03.31 Monday
19:31 | posted by
ikeda
我が家のビデオカメラは8年前に購入したSONYのTRV900。3CCD搭載で発色も良く良いビデオなのだが、かなり重いしハイビジョン時代の今となっては画質も粗い。
奥さんが軽いビデオカメラを欲しがったこともあり、ハイビジョンビデオカメラのCanon HF10を購入することにした。
昨日手元に届いたので、曇天の中桜を眺めながら少し使ってみた。
ビデオの画質はさすがにハイビジョンで、撮影した映像を家のTVに写してみたところSD画質のTRV900とは比較にならないほどきれいであり、満足のいくレベルであった。
しかし、個人的にはHF10でどれぐらいきれいに「静止画」が撮れるかの方が気になっていた。
HF10は300万画素弱の静止画も撮れるので、それなりにきれいに撮れるのであれば、デジカメの代わりにも使えるかもしれないと期待しているのである。
今回HF10と比べるのは我が家のデジカメ FUJI FILMのF30。コンパクトデジカメの中ではちょっと大きめで600万画素相当。
大きな紙に印刷すればさすがに差が出るとは思うが、我が家では写真はL版に印刷することがほとんどなので、L版に印刷した仕上がりを比べてみることにした。
結果からいうと、L版に印刷するのであればHF10の静止画も十分に実用に耐えるレベルであった。
もちろん細かい部分の解像度(たとえば、看板の文字が読めるかとか髪の毛が一本一本識別できるか)では明らかにF30が上であった。
しかし色味に関してはF30が非常にあっさりしているのに比べ、HF10は赤みが強めで人の肌などは綺麗に見える。もっとも色味に関してはF30、HF10ともオートモードで撮影したので、人物モードなどを使えばまた違った結果になるかもしれない。
ちなみにHF10には撮影済の動画から静止画を切り出す機能もあり、この場合L版サイズ(非ワイド)に切り出すと150万画素相当になる。
こちらはさすがにL版への印刷でも見劣りがしたが、うまく静止画を撮ることが難しい動きの速いモノを撮るときには使えそうである。
一日使ってのHF10の○と×
○軽い。なんにせよ軽い。首から下げても楽々
○SDカード記録なのでHDD記録のビデオよりも衝撃に強そう
○オートレンズカバー。TRV900には無かったのでありがたい
×1時間ちょっとしかもたないバッテリ。標準バッテリ(BP-809)は非常に小さいので予備に一個買っても持ち歩くのが良さそう
×撮影後、メモリへの書き込みに時間がかかる。書き込み中は電源を切れない&オートレンズカバーが閉じないのでイライラする
×IEEE1394端子がない。PanasonicもSONYも2008年春モデルにはIEEE1394が付いていなかったので、時代の流れか?
×ワイド端が長い。35mm換算で43mm。ワイコン必須か?
×付属のビデオケーブルがD端子用。miniHDMI-HDMIケーブルもつけて欲しかった
△暗いところ(屋内)での撮影は今後検証。(ノイズ、ビデオライト機能、ストロボ機能など)