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kwsk方式への道

kwsk方式への道

会社では「IBM USBトラベルキーボード ウルトラナビ付き」を使っているのだが、このキーボード、困ったことにカーソルキーの横にブラウザの「進む」「戻る」キーがついている。
先日、あるサイトでかなりの長文を入力中に不幸に「戻る」キーに指があたってしまい、そこまでの入力がすべて消えてしまうという災難に見舞われた。
以前にも何回か同じ災難に見舞われていたこともあり、キーボードの買い替えを真剣に検討しはじめた。

ネットで色々なキーボードを見ているうちに「親指シフト」が俄然気になりはじめてしまった。
前々からその存在は知っていたが、あまり気とめていなかった。しかし、最近はプログラムより日本語文章を書く量が圧倒的に多いので、今よりもかなり少ないキータッチで日本語を打てるというのは非常に魅力的に思われる。
今までの私ならいきなり親指キーボードを買う展開だが、今回はちょっと違う。まずは「親指ひゅんQ」というソフトをインストールし、いま使っているキーボードで親指シフトの練習をしてみることにした。
2〜3日、今までの1/10ぐらいの速度でメールを書きながら頑張ってみた。が、そんなに簡単には身につかないものである。

そもそも、少ないキータッチで日本語を入力したいという思いで始めたので、親指シフトにこだわらず他に良い方法がないか考えてみた。そこで思いついたのが携帯電話のT9入力。T9入力とは、携帯でメールを打つ時に同一キーの複数回押しをしない入力方式である。たとえば「お」を入力するとき、通常であれば「1」のキーを5回押す必要があるのだがこれを1回押しで済ませるのである。「東京」と入力するときには「たあかやあ」と入力して変換する。これに似た入力方式を使えば、PCでも打鍵数をかなり減らせる気がする。PCでは子音の後の母音を省略して「toukyou」であれば「tukyu」、「日本人」であれば「nhnjn」と入力するのである。

そんなIMEがないかと早速Internetで調べてみたが、残念ながら見つからなかった。何か良い手はないかと考えた末、POBoxに専用の辞書を作れば実現できそうな気がしたので、sedやらExcelやらでPOBoxの辞書をゴニョゴニョして専用辞書を作ってみた。

今、その環境でこの文章を打っている。まだ辞書が弱くもう少し育てないと駄目だが、辞書が育てばなかなか快適な入力が出来そうな気がする。2ch用語で「くわしく」のことを「kwsk」と書くのだが、まさにこの入力方式と同じなので、とりあえずこの入力方式を「kwsk方式」と名付けておくことにした。ちなみに、「kwsk方式」で「kwsk」を変換すると「詳しく」「険しく」「川崎」などがヒットする。

PS. 「kwsk方式のIMEが既にあるよ!」という情報をおもちの方がいらっしゃいましたらぜひお教え下さい。
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